家を建てる。言うまでもなく、人生において最も大きな選択のひとつです。
しかし現状、住み始めてから家づくりを後悔する人が、後を絶たちません。
なぜでしょうか。…それはひとえに、家を建てる前の情報収集が足りないからです。
本ページでは、家を建てる前に”絶対に知っておいてほしい情報”を掲載しています。
「いい家」について、改めてお考えいただくためにも、ぜひ最後までご一読ください。
クルマやスマートフォンと同じように、
住宅にも性能があります。
ここでは、住宅の
主な4つの性能について
より詳しく説明しています。
断熱等性能等級
外壁、窓等の断熱化等による
省エネルギー対策を評価
※地域区分が6の場合における、各等級の基準値(外皮平均熱貫流率)と等級4の基準値とを比較した結果
UA値とは、「外皮平均熱貫流率」と言って、外気に触れる住宅の壁や屋根、窓などから室内の熱がどのくらい外へ逃げやすいのかを数値で表したものです。住宅性能を測る数値のひとつとして、政府が推進している省エネ住宅やZEH(ゼッチ)住宅にも、UA値の基準値が設定されています。
一次エネルギー
消費量等級
冷暖房、給湯、照明などの機器の
エネルギー消費量を削減するための
対策を評価
※等級6の適合判定においては太陽光発電設備による削減量を除く。
ペアガラスで空気の層を作って
断熱効果を上げる
外壁・天井・床などに断熱材を入れたり、
空気の層を作って断熱効果を上げる
2050年に向けて、省エネ基準のさらなる段階的な水準の引き上げが予定されています。
住宅性能表示制度とは…。
住宅性能表示制度は、2000年(平成12年)4月1日に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき、同年10月に本格的に運用開始された制度です。
国土交通大臣は、住宅の評価を客観的に実施する第三者機関を登録住宅性能評価機関として登録しています。登録住宅性能評価機関は、申請に基づき、評価方法基準に従って住宅の性能評価を行い、その結果を住宅性能評価書として交付します。
住宅性能評価書には、設計図書の段階の評価結果をまとめたもの(設計住宅性能評価書)と、施工段階と完成段階の検査を経た評価結果をまとめたもの(建設住宅性能評価書)との2種類があり、それぞれ法律に基づくマークが表示されます。性能評価の料金は、評価機関ごとに独自に定めています。
設計住宅性能評価書のマーク
建設住宅性能評価書のマーク
日本住宅性能表示基準で取り上げた性能表示事項は35(新築住宅については33項目)あります。この性能表示事項は、次のような 10 の分野に区分されます。このうち、必須項目は 4 分野 9 項目となります。 その他については選択項目になり、登録住宅性能評価機関への評価申請の際に、評価を受けるかどうかを自由に選択することができます。
こうした事項は、次のような考え方に基づき設定されました。
詳しくは(一般社団法人)住宅性能評価・表示協会のページをご覧ください。
長期優良住宅認定制度とは…。
長期優良住宅認定制度は、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅の建築・維持保全に関する計画を「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づき認定するものです。2009年(平成21年)6月より新築を対象とした認定が開始され、2016年(平成28年)4月より既存住宅の増築・改築を対象とした認定も開始されました。
制度の紹介や利用を促す普及資料としてご活用いただくことを目的に、新築を対象とした長期優良住宅認定制度について、その概要と手続きの流れを説明しています。
極めて稀に発生する大地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減を図ること。
必要な断熱性能等の省エネルギー性が確保されていること。
数世代にわたり住宅の構造駆体が使用できること。
構造躯体に比べて耐用年数が短い設備配管について、維持管理(点検・清掃・補修・更新)を容易に行うために必要な措置が講じられていること。
これらの基準を満たすほか、
さらに「居住環境への配慮」、「一定以上の住戸面積」、「30年以上の維持保全計画」、「自然災害への配慮」などが必要となります。
長期優良住宅(新築)の認定を受けた住宅は、補助金、住宅ローンの金利引き下げ、税の特例や地震保険料の割引等を受けることができます。条件等の最新の情報については各お問い合わせ先にてご確認ください。
子育て世帯や若者夫婦世帯が新築する長期優良住宅について、補助金を受けることができます。
1戸当たり80万円(最大)など
※グリーン住宅支援事業者と工事請負契約を締結し、住宅を新築する場合に限る。
長期優良住宅を取得する場合、住宅ローンの金利の引き下げ等を受けることができます。
フラット35の借入金利を
当初5年間、年0.5%引き下げ
返済期間の上限が50年間。
住宅売却の際に、購入者へ
住宅ローンを引き継ぐことが可能です。
長期優良住宅の認定を受けることで、一般住宅に比べて税の特例措置が拡充されています。
2025年12月31日までに入居した場合
控除対象限度額3,000万円→
4,500万円
(控除率0.7% 控除期間最大13年間
最大控除額455万円)
標準的な性能強化費用相当額
(上限:650万円)の10%を、
その年の所得税額から控除
※住宅ローン減税と投資型減税は、いずれかの選択適用(併用は不可)
※控除対象限度額は、消費税率10%が導入された場合
2027年3月31日までに新築した場合
①保存登記
0.15%→0.1%
②移転登記
[戸建て] 0.3%→0.2%
[マンション] 0.3%→0.1%
2026年3月31日までに新築した場合
控除額1200万円→1300万円
[戸建て]
1~3年間→1~5年間
[マンション]
1~5年間→1~7年間
長期優良住宅では、認定基準に定める耐震性が求められます。
所定の確認資料を提出することで、住宅の耐震性に応じた保険料の割引を受けることが可能です。
住宅が次のいずれかに該当する場合
住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に基づく
耐震等級(倒壊等防止)を有している建物であること。
(控除率1.0% 控除期間10年間 最大控除額500万円)
(割引率)耐震等級2:30%
(割引率)耐震等級3:50%
品確法に基づく免震建築物であること
(割引率)50%
詳しくは(一般社団法人)住宅性能評価・表示協会のページをご覧ください。
建築基準法レベルの住宅 | 長期優良住宅 | ZEH | ZEH+ |
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建築基準法に定める基準に適合する住宅 | 「建築基準法レベルの住宅」より耐震性能、省エネ性能、耐久性能(長期優良住宅として要求される劣化対策)、更新がしやすい性能を向上させた住宅 | 「長期優良住宅」より省エネルギー性能を向上させた住宅(ZEH) | 「ZEH」より更に省エネルギー性を向上させ、再生エネルギーの自家消費拡大を図った住宅(ZEH+) |
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建築基準法 レベルの住宅 |
長期優良住宅 |
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建築基準法に定める基準に適合する住宅 | 「建築基準法レベルの住宅」より耐震性能、省エネ性能、耐久性能(長期優良住宅として要求される劣化対策)、更新がしやすい性能を向上させた住宅 |
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ZEH | ZEH+ |
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「長期優良住宅」より省エネルギー性能を向上させた住宅(ZEH) | 「ZEH」より更に省エネルギー性を向上させ、再生エネルギーの自家消費拡大を図った住宅(ZEH+) |
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家を建てるときは、はじめに払うお⾦だけではなく、住み続けることでかかるお⾦のことも考えて、総合的に判断することが大切です。
そして何より、⼤地震が起きた後も安⼼して住むことができる環境も、みんなが毎⽇健康で快適に暮らせるってことが、お⾦には代えがたい、⼀番⼤切なことです。
ハウスメーカーや⼯務店の⽅も、きっと親⾝になってくれます。
匠(たくみ)おじさん
まち子とセン太の叔父で、建設現場の責任者。子供に優しく、わからないことがあっても丁寧に教えてくれる。実はお得情報に敏感で、そういった話には常に目を光らせている。
まち子
小学校2年生で、セン太の妹。年齢のわりには落ち着いていて、ママ似のしっかり者。物分かりがよく、知らないことへの好奇心も強い。
セン太
小学校5年生で、まち子のお兄ちゃん。サッカー好きの元気な少年だが、時々ドジなこともやらかしてしまう。肝心な場面では、時には妹のまち子に一歩遅れてしまうことも。
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